新国立競技場、白紙に戻る

 建設費の高騰が問題となっている2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画について、安倍首相は17日、「白紙に戻す。ゼロベースで計画を見直す決断をした」と、デザイン変更を明言しました。

 新国立競技場は2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場とすべく、8万人収容で開閉式ドーム屋根を設置する基本構想の元、新国立競技場基本構想国際デザインコンクール」を開催してデザインを募集。応募総数は46件の中から書類選考により11件に絞り、最終選考でイギリスのザハ・ハディド氏のデザインが選ばれました。

 流線形のデザイン、開閉式屋根を支える2本の巨大なキールアーチ、スカイブリッジなどが大きな特徴のザハ氏のデザインは、当初工費は1300億円と見積もられていましたが、人件費や建設資材の高騰などで3000億円まで膨らみ、一部デザインを変更して規模を縮小。それでも工費は2550億円と、当初予定の約2倍になったうえ、財源が確定しないまま計画が進み、批判を浴びていました。

 これまでは、「デザインの変更は国際的な信用を損ねる」「オリンピックに間に合わない」として、現行デザインのまま建設費することを前提に計画が進んでいましたが、遂に安倍総理が政治決断に踏み切ったようです。

 工費の高さもそうなんですが、更に問題なのは年間維持費の高さ。このまま建設を強行した場合、毎年莫大な赤字を垂れ流す施設になりかねませんでした。

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