将棋ソフト、反則負けで2連敗

 プロ棋士とコンピューターソフトによる5対5の対抗戦「将棋電王戦FINAL」の第2局が21日、高知市の高知城で行われ、コンピューターソフトの「Selene(セレネ)」が89手で反則負けし、永瀬拓矢六段(22)が勝利。プロ棋士側が開幕から2連勝を飾りました。

 反則負けとは前代未聞ですが、発生したのは終盤戦の88手目。永瀬六段は、成れる角をあえて成らずに、2七角不成という奇手で王手。ところが、ソフトは「成らず」に対応出来ていなかったため、この手を認識できず、王手を放置する別の手を示して反則となってしまいました。

 永瀬六段は事前の練習でソフトの欠陥を見抜き、本番でこの手を狙ってきたようです。しかし、立会人の三浦弘行九段は「局面自体も永瀬六段の勝ち」と説明。反則負けがなくても永瀬六段の勝利である事を示唆しました。

 成らずに対応できず王手を放置、とは、コンピューターの限界を見せつける興味深い一戦でした。少なくとも人間であれば、永瀬六段より遙かに格下の棋士であっても反則負けはないはずです。

「はやぶさ2」打ち上げ、12月3日に再延期

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の30日発表によると、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機の打ち上げを再度延期し、12月3日午後1時22分に打ち上げるそうです。

 はやぶさ2は、小惑星イトカワから微少物質を持ち帰って世界的な注目を集めた「はやぶさ」の後継機で、太陽系や生命の起源に迫る手がかりを得るため、小惑星「1999JU3」の内部から岩石を採取して地球に持ち帰ることを目指しています。2018年半ばに小惑星に到着し、20年末の帰還を予定しており、当初は30日に打ち上げられる予定でした。しかし、雷ができやすい雲が発生することが予想されるため、1日に延期していましたが、1日の打ち上げ予定時刻に強風が予想されるため3日再延期と言う事になりました。

 発表によると、1日には、打ち上げ場所の鹿児島県の種子島宇宙センター周辺で、安全に打ち上げるための風速の基準(秒速20・9メートル以下)を超える強風が吹く恐れがあると言う事です。

重要インフラ事業者が「XP」継続

 愛知県常滑市の中部国際空港会社が、マイクロソフト社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」搭載パソコンを、サポート期間終了後も依然として使用し、インターネットで外部接続していることがわかりました。
 また、東京電力も5万台近いパソコンでウィンドウズXPを使用して、一部はネット接続していると言うことです。

 ウィンドウズXPは2001年にリリースされて以来、安定性の高さから広く普及し、10年以上に渡って市場で大きなシェアを占めてきました。しかし、ウィンドウズはXPの次のバージョンであるウィンドウズVista、その次のウィンドウズ7、そして最新バーションのウィンドウズ8がリリースされ、マイクロソフトはかねてからの告知通り今年4月にXPのサポートを終了していました。

 サポート終了により、脆弱性が発見されても修正プログラムの配布が行われません。そのため、XPを使い続ければサイバー攻撃に対して無防備となる恐れがあため、政府は重要インフラ事業者にXPの更新を求めています。