ワールドカップの最高の瞬間

 ロンドンで国際統括団体ワールドラグビーの年間表彰式が1日に開かれ、新設された「ワールドカップの最高の瞬間」に、イングランド大会で日本が南アフリカを破った試合が選ばれました。

 国際統括団体ワールドラグビーがフェイスブックと提携し、500万人以上のファン投票を行った結果、2003年大会決勝など4候補の中から1位に選出されたものです。この試合はワールドカップ過去2回優勝の強豪国、南アフリカを日本が試合終了間際の逆転トライで破り、史上最大の番狂わせと賞賛されていました。

 また、ラグビー日本代表FB五郎丸歩(ヤマハ発動機 29)が、イングランド大会のドリームチーム(ベストフィフティーン)に日本人として初めて選出されました。五郎丸選手は「日本のラグビーが認められた証拠」と、喜びを語りました。

 日本ラグビーに新たな勲章です。一連のワールドカップ報道で、ラグビーと言うスポーツの知名度は一気に高まりました。しかも、次回のワールドカップは東京大会。その結果次第では、一気にプロ野球やJリーグに次ぐ人気スポーツとなる可能性もあります。

新国立競技場、白紙に戻る

 建設費の高騰が問題となっている2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画について、安倍首相は17日、「白紙に戻す。ゼロベースで計画を見直す決断をした」と、デザイン変更を明言しました。

 新国立競技場は2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場とすべく、8万人収容で開閉式ドーム屋根を設置する基本構想の元、新国立競技場基本構想国際デザインコンクール」を開催してデザインを募集。応募総数は46件の中から書類選考により11件に絞り、最終選考でイギリスのザハ・ハディド氏のデザインが選ばれました。

 流線形のデザイン、開閉式屋根を支える2本の巨大なキールアーチ、スカイブリッジなどが大きな特徴のザハ氏のデザインは、当初工費は1300億円と見積もられていましたが、人件費や建設資材の高騰などで3000億円まで膨らみ、一部デザインを変更して規模を縮小。それでも工費は2550億円と、当初予定の約2倍になったうえ、財源が確定しないまま計画が進み、批判を浴びていました。

 これまでは、「デザインの変更は国際的な信用を損ねる」「オリンピックに間に合わない」として、現行デザインのまま建設費することを前提に計画が進んでいましたが、遂に安倍総理が政治決断に踏み切ったようです。

 工費の高さもそうなんですが、更に問題なのは年間維持費の高さ。このまま建設を強行した場合、毎年莫大な赤字を垂れ流す施設になりかねませんでした。

パイロット養成に奨学金制度新設へ

 パイロットの2030年問題というのがあります。格安航空会社(LCC)の路線拡大などで、パイロット需要が高まるのですが、多くのパイロット2030年に定年を迎えることもあり、年400人程度の新規採用が必要になると言うもの。現在の新規採用は毎年150~200人程度です。

 国土交通省と航空業界は、こうした航空需要の拡大によるパイロット不足に備えるため、2016年度にも私立大学のパイロット養成コースなどの学生向けに奨学金制度を新設する方針を固めました。

 これまでパイロットの養成は、航空大学校や航空会社が主に担ってきました。東海大学や法政大学など、一部の私立大学に養成コースがありますが、4年間の学費は授業料や訓練費などで1000万円から2000万円程度が必要なため、定員割れしている学校も多い。そこで、航空各社や航空機メーカーが出資する約50億円規模の基金を設立し、年50人以上を対象に奨学金を貸与して学費負担を軽減する計画です。