将棋ソフト、反則負けで2連敗

 プロ棋士とコンピューターソフトによる5対5の対抗戦「将棋電王戦FINAL」の第2局が21日、高知市の高知城で行われ、コンピューターソフトの「Selene(セレネ)」が89手で反則負けし、永瀬拓矢六段(22)が勝利。プロ棋士側が開幕から2連勝を飾りました。

 反則負けとは前代未聞ですが、発生したのは終盤戦の88手目。永瀬六段は、成れる角をあえて成らずに、2七角不成という奇手で王手。ところが、ソフトは「成らず」に対応出来ていなかったため、この手を認識できず、王手を放置する別の手を示して反則となってしまいました。

 永瀬六段は事前の練習でソフトの欠陥を見抜き、本番でこの手を狙ってきたようです。しかし、立会人の三浦弘行九段は「局面自体も永瀬六段の勝ち」と説明。反則負けがなくても永瀬六段の勝利である事を示唆しました。

 成らずに対応できず王手を放置、とは、コンピューターの限界を見せつける興味深い一戦でした。少なくとも人間であれば、永瀬六段より遙かに格下の棋士であっても反則負けはないはずです。

エレベーター死亡事故、8年かかって結審

 平成18年(2006年)に東京都港区のマンションで当時都立高2年の市川大輔さん(16)がエレベーターに挟まれ死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われたシンドラーエレベータの点検責任者、原田隆一被告(46)ら4人の公判が19日、東京地方裁判所(杉山慎治裁判長)で開かれ、事故から8年以上を経て結審しました。

 この事故は2006年6月3日夜、東京都港区の23階建て公共住宅の12階で、この階に住む都立高校2年の男子生徒(当時16)が自転車にまたがってエレベーターから降りようとしたところ、突然上昇を始めたエレベーターの床と12階の天井に挟まれ、窒息死したものです。エレベーターの製造元は、スイスに本部を置く「シンドラーホールディング」の日本法人「シンドラーエレベータ」(東京都江東区)で、死亡事故の前後にも、各地で同社製のエレベーターをめぐるトラブルが起きていることが判明しています。

 原田被告と保守点検業務を担当していた会社の幹部ら3人が保守管理を怠ったとして起訴されましたが、いずれの弁護側も「予見可能性もなく、過失はなかった」として無罪を訴え、原田被告も最終意見陳述で「落ち度はなく、事故の責任はないと考えている」と述べました。判決は9月29日。

 この裁判、検察側が鑑定をやり直すなど公判前整理手続きが長期化したため、公判が始まったのは事故が起きてから7年後の平成25年3月でした。

遠のく物価目標

 総務省が26日発表した11月の全国消費者物価指数によると、値動きの大きい生鮮食品を除く総合は前年同月比2・7%の上昇で、伸び率は10月から0・2ポイント縮小しています。

 原油価格下落の影響で、11月の灯油価格は1・6%上昇したが、10月より4・5ポイント伸び率は縮まった。ガソリンも3・4ポイント低い0・7%にとどまった。原油価格の下落は12月以降も続いており、物価の伸び率は今後、さらに鈍化しそうです。

 家電は今年4月の消費税率引き上げの駆け込み需要を見込んで、1年前に値上げが相次いだ反動のため、テレビも上昇率が5・1ポイント低い5・7%でした。
 日本銀行は2・7%のうち消費税率引き上げの影響を2・0ポイントと試算しており、増税分を除いた上昇率は0・7%だったとみられます。

 原油価格の急激な下落で、日銀の目標、インフレ2%が遠のいているようです。しかし、エネルギー価格と食料価格は低い方が経済が活性化するんじゃないでしょうか?。物価だけ上がって、消費者心理が冷え込んで消費が低迷したら元も子もないですし。